熱しにくく冷めやすい

27歳社会人歴4年目が思ったことを細々と綴るブログ

「本気」の苦しさ

中高生の時、何事にも「本気」だった。運動だって勉強だって少しでもできるようになりたい。周りよりできるようになりたい。幸い私は器用な方のようで少しやると平均以上にできた。楽しくなった。

「本気」になればなるほど苦しくなった。周りを恨んで僻んで、進んでる感触がないと焦ってイライラ。楽しいから入った部活もしんどくなっていった。始めるときは楽しいことだったはずなのにやっていくうちに苦しいことになっていった。進んでいてもこれじゃだめだ。という感覚がつきまとう。高校の時入っていた部活は表向き大学受験を理由に早めに引退した。

大学に入り、「本気」になることをやめようと決めた。入っていたサークルも練習なんてほとんどしなかった。心にぽっかり穴が開いたような気がした。

未だに、適度に部活して部活の友達とは仲良しでという感覚が分からない。

部活を思い出すと苦い感情がこみ上げてくるから「部活の友達」と仲良くなれない。

なにが正解だったのか。本当は楽しく部活をして、部活の友達と楽しく帰りたかったのに。早めに引退せずに最後までやり遂げたかったのに。

仕事帰り、部活帰りだろう高校生たちを見て物思いにふけっていまだに答えが出ない。