熱しにくく冷めやすい

27歳社会人歴4年目が思ったことを細々と綴るブログ

3月のライオンが好きな理由

羽海野チカの世界展に行ってきました。仕事、プライベートで行き詰まっていた二年ほど前に偶然手に取ったハチミツとクローバーでその優しい世界観にハマり、今は3月のライオンを読み込んでいます。


世界展ではハチクロ3月のライオン両方が展示されていました。単行本の表紙を改めて書いた絵から漫画ができる工程やコーラス(ハチクロを掲載していた雑誌)のみに掲載されていた話などを展示していて羽海野作品をはじめて手に取った時のように興奮して見入っていました。


ハチクロ3月のライオン共に何かの壁にぶつかり、もがいて悩んで泣いてそれでも諦めずに自らの答えを見つけていく人物、その人物を包み込むような優しさで見守る人物が出てきます。私は後者に「私はこのままでもいいんだ」と自分を許された気分になり、その後前者に「もっと精一杯生きてみようよ」と背中を押された気分になります。作品に触れた後に「こんな私ダメだなんでいつもこんなん何だろう」から「こんな私でももう少し頑張ってみようかな」と少しだけ口元が緩んで、前を向けるそんなところが好きなんだと思います。